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フィリピンの歴史を知る本5冊|日本語の入門書と英語の関連書

フィリピンの歴史を深く学びたい方へおすすめの書籍を紹介。スペイン植民地時代からアメリカ統治、マルコス政権まで、フィリピンの過去と現在を探るための貴重なリソースを厳選しました。フィリピン文化や政治の背景を理解し、異文化交流を深めるガイドとしてご活用ください。

公開日:2024年9月12日 / 最終更新日:2026年9月30日

英語学習のイメージ
英語学習のイメージ(イメージ画像)

フィリピン留学の前後に歴史を調べる際は、全体の流れを扱う本と、特定の時代やテーマを扱う本を分けて選ぶと探しやすくなります。この記事では、日本語の歴史入門書と、文学・米比関係・マルコス政権を扱う英語の関連書を紹介します。

紹介は出版社などの書誌情報と内容紹介に基づきます。STABROによる読了レビューや順位付けではありません。

読む目的に合わせた5冊

1. 日本語で歴史の流れを読む

『フィリピンの歴史――フィリピン小学校歴史教科書〈5・6年生〉』
アイリーン・C・デ・ロブレス編/エベリーナ・M・ビロリアほか著/佐竹眞明・菅谷成子・玉置泰明訳

フィリピンの小学校5・6年生用教科書から、歴史の説明部分を日本語に翻訳した本です。国の成り立ち、植民地支配、独立に向けた動きなどを扱います。現地の教科書が歴史をどのように説明しているかを知るための資料にもなります。

言語:日本語/出版社:明石書店/刊行年:2023年/ISBN:9784750355061
案内:版元ドットコム(書誌・内容紹介)

2. 植民地時代を描いた文学を読む

『Noli Me Tangere (Touch Me Not)』José Rizal著/Harold Augenbraum英訳

スペイン植民地時代のフィリピンを舞台にした小説です。歴史の概説書とは異なり、登場人物や物語を通じて当時の社会を描いています。ここでは英語訳のPenguin Classics版を紹介します。作品中の描写と、歴史研究で確認された事実は区別して読んでください。

言語:英語(翻訳)/出版社:Penguin Classics/紹介する版の刊行年:2006年/ISBN:9780143039693
案内:出版社の書籍案内

3. アメリカとフィリピンの関係を読む

『In Our Image: America’s Empire in the Philippines』Stanley Karnow著

アメリカのフィリピン統治と、両国の関係を扱う歴史書です。フィリピン史全体の入門書とは対象が異なるため、米比関係に関心がある場合の関連書として紹介します。

言語:英語/出版社:Ballantine Books/紹介する版の刊行年:1990年/ISBN:9780345328168
案内:出版社の書籍案内

4. 植民地支配と人種の関係を調べる

『The Blood of Government: Race, Empire, the United States, and the Philippines』Paul A. Kramer著

アメリカによるフィリピンの植民地支配を、人種をめぐる考え方や政治との関係から分析する研究書です。通史を読む目的よりも、植民地支配の仕組みや米比関係を詳しく調べたい場合の関連書として位置付けます。

言語:英語/出版社:University of North Carolina Press/刊行年:2006年/ISBN:9780807856536(ペーパーバック)、9780807877173(電子版EPUB)
案内:出版社の書籍案内

5. マルコス政権についての記述を読む

『The Conjugal Dictatorship of Ferdinand and Imelda Marcos』Primitivo Mijares著

マルコス政権でメディア諸問評議会の議長などを務めた著者が、政権内部での経験を踏まえて記した本です。ここでは2017年のAteneo de Manila University Press版を紹介します。著者の立場と執筆時期を意識し、ほかの歴史研究や資料と照らし合わせて読むことが大切です。

言語:英語/出版社:Ateneo de Manila University Press/紹介する版の刊行年:2017年/ISBN:9789715507813
案内:書籍案内(ハワイ大学出版局)

本を選ぶときの確認事項

英語の本を選ぶ場合は、出版社の試し読みや目次で、読みたい内容と文章の難しさを確かめましょう。同じ書名でも翻訳者・版・紙の本と電子版によってISBNが異なります。購入や図書館での検索には、紹介した版のISBNを利用してください。

刊行年は、本文が現在の政治や社会情勢まで扱っていることを保証するものではありません。最近の出来事を調べる場合は、別途、新しい資料を確認してください。

まとめ

日本語で歴史の流れを読む、文学作品に触れる、特定の時代を調べるなど、目的に合わせて本を選びましょう。1冊の説明だけで結論を出さず、著者の立場や扱う時代を確かめながら、必要に応じて複数の資料を読み比べてください。

書誌・紹介情報確認日:2026年9月30日
※出版社などの書誌・内容紹介を確認した日です。各書籍の読了日、在庫・価格の確認日ではありません。

この記事の執筆・監修

森内 亨(もりうち とおる)
STABRO株式会社 代表/留学カウンセラー

2012年に自身もフィリピン留学を経験。2013年にセブで語学学校を立ち上げて運営し、あわせて留学エージェントとして留学生のサポートを始めました。セブへの渡航は100回以上。ニュージーランド、オーストラリア、マルタ、アイルランドの語学学校も視察しています。現地での経験をもとに、学校選びから渡航準備まで相談を受けています。

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